センドには社内環境委員会という秘密組織が存在していることをご存知だろうか。
社内のちょっとした事件を人知れず解決へと導く組織、通称『シャナカン』。
先に言っておくと、最近シャナカンが動くような大きな事件がない。
今回は事件簿の紹介ではなく、番外編のようなものとなる。
”番外編のようなもの”と、”鈍器のようなもの”のように事件風に表現を濁してみるほどに、大きな事件がないのだとご理解いただきたい。
事件に大きいも小さいもないというが小さい
「事件に大きいも小さいもない」と、ダンシングな大捜査線のすみれさんが言っていたが、シャナカン的には大きいも小さいもあると思っている。
社内環境のちょっとしたことを改善していくことが目的のため、100均で便利グッズを買ってくれば解決する事件が多いのだ。
先日、捜査員のひとりが100均に行って掃除用のブラシを買ってきてくれた。
「これでよし!」
またある日、捜査員が100均でカトラリー用の水切りを買ってきてくれたこともあった。
「これで解決!」
小さい…
事件のスケールが小さすぎる…
あまりに小さな事件のため、それ自体に気づいていないセンドメンバーも多い。
これでいいのだと言い聞かせて眠りにつく。
これでいいのかという感情を羊の数でごまかしながら。
まさかの新メンバー加入に困惑
そんな折に衝撃のニュースが舞い込んできた。
「シャナカンに新メンバー2名加入」
まさに寝耳に水、青天の霹靂、齋藤の長ズボン。それほどに衝撃的だった。
混乱したわたしには、なにが起きているのかまったくわからない。
周りの捜査員たちの反応はどうだろう?
「嬉しいですね!」
「一緒にがんばりましょう!」
何を言っているんだ!?
事件なんてないというのに、何を一緒に頑張るんだ??
100均にみんなで一緒に行くというのなら、新聞勧誘以上にお断りだ!!
新聞勧誘なんてこのご時世にもうやってないんじゃないかという議論は起こしたくない未来だったが、わたしはそれほどに混乱していた。
そのとき、ひとりの捜査員がこう呟いた。
「まだまだ改善することはありますから」
その言葉にはっとした。
メガネを外した圭司くんの男前を見たときくらいにはっとさせられた。
やはり事件に大きいも小さいもなかったのだ。
すみれさんごめんなさい。
それともう一つ気づいたことがある。
シャナカンの活動が「事件解決」から「改善」へと変わりつつあるのだ。
改善することにおわりなどない。
そういう点では、むしろ事件解決より難易度は高い。やはり新メンバーは必要だ!!
だがお気づきだろうか。すでに給湯室周りの改善が急速に進んでいたことに。
給湯室改善レポート
シャナカンは公にできない特殊な任務を遂行する秘密機関のため、新メンバーの紹介は控えることとして、今回は給湯室の改善をまとめて紹介していくことにする。
ちなみに給湯室はまだまだ課題があるため、改善の余地が多分にあることも先に伝えておく。
其の壱|蛇口のシャワー化
シャナカンに寄せられた、「蛇口にシャワーをつけたい」という意見を即採用した事例。
やったことは既存の蛇口に合うサイズの蛇口シャワーを取り付けただけだが、Amazonで購入する際、口径がミリ単位なので合わなかったら経理担当捜査員に拷問される恐怖に震えたのを今も忘れない。
其の弍|ホース着脱システム
「ベランダで水を使いたい」というリクエストに対応するため、今の蛇口でどうにか取水する方法を考えて、ホースとこちらのジョイントを購入。
このジョイントも口径がミリ単位のため、合わなかったらどうしようかとひとり恐怖でガタガタ震えた。届いたジョイントをつける際には、捜査員二人がかりで行い、見事に設置できたときには心の中でハイタッチしていた。
其の参|ダブルレンジ体制
センドの七不思議かもしれない「狭い給湯室にレンジが二つある」というダブルレンジ体制。
お昼の時間にレンジが混み合い、休憩時間の浪費につながっているというタレコミがあり、レンジを追加投入。
同時利用がされているかは未確認だが、ケトルやコーヒーメーカーの利用と重なるとブレーカーが落ちることが懸念される。さらなる改善が必要な案件として目が離せない。
其の肆|製氷機
夏場にのみ登場するこちらの製氷機が、センドメンバーに潤いを与えていることは間違いない。値段的にもコスパが高いと感じている。
ただし、氷を作る手間と製氷機メンテナンス工数とのトレードオフになってしまっていることは認識しておくべきだろう。
其の伍|そもそもこの棚
そもそもこの棚がぴったりハマっている。
サイズを測りシンデレラフィットする商品を探して、見つけた時は心の中でハイタッチしていた。
わたしが心の中でハイタッチしがちなことに気づくきっかけにもなった一件だ。
改善の旅は続く
今回紹介した改善は、シャナカンだけがおこなったものではなく、センドが行ったものも含まれる。社内環境の改善に境界などない。
前回のブログからこれまでには、これら以外にも社内環境はたくさん改善されている。
また次回のブログまでには、きっとたくさんの改善とたくさんの話題が生まれていることだろう。
わたしが羊を数えることなく眠れる日も近い。