はじめまして。2023年10月に入社した花野です。
職種は開発エンジニアで、現在はセンド初のSaaS型のプロダクトの開発に携わっています。
ただ、SaaS型のプロダクトの開発自体にはフリーランスとして約2年前程から関わっており、そのご縁でこの度正式にジョインすることになりました。
そのような経歴のため、何でフリーランス辞めてセンドに入ったの?という質問を受けることが多いので、自身を振り返りながらその経緯やその他諸々について書いてみようかなと思います。
なんで始めたの?
まず、なぜフリーランス始めたのかですが、リスキリングが目的の大半でした。
フリーランスになる前は、社内SEとしてとある企業に10年以上勤めており、そのIT部門の責任者として基幹システムの構築・運用、インフラ周り、セキュリティ周りを担当していました。
会社の業務を支えている自負心もあり、非常にやりがいのある仕事でしたが、ほとんどの業務システムを内製化していたため同時に規模感もとても大きくなってしまいました。
よって、技術転換をしたくても、なかなか出来ない状況であり、当時は技術者として世間に置いていかれてる焦りを感じてました。
そんな中、知人より仕事を手伝ってほしいと打診がありました。
ちょうど私が習得したいと思っていた技術を採用予定だったこともあり、心奪われてしまいましたね。
退職はすごく悩みましたが、1、2年間どっぷり新技術の開発に浸かりたい気持ちが勝り、
また、その頃はコロナ禍によって副業ブームでもあったことからフリーランスとして活動を始めることにしました。
なんで辞めるの?
- まずは2年
まずは2年やってみよう。フリーランス開始時に思っていたことです。
2年というキーワードに何かと縁があったことが理由ですw
- 知人の仕事は2年間ほどは見通しがあった。
- 健康保険の任意継続期間が2年間。
- 雇用保険時効までが2年間。
この2年でのリスキリングも達成できると考えていました。その後のことはその時になって考えようと思ってました。
- 領域がやっぱり狭くなった
当然ですが、業界、業務知識のない私に上流工程は回ってきません。
詳細設計されたものをコーティングしていく作業が大半でした。最初はそのコーティングそのものが目的だったのでいいのですが、ある程度キャッチアップが進んでしまうと物足りなさを感じることも増えました。
前職では経営課題をユーザー部門と協力して、どう解決していくかの企画〜開発〜導入までを繰り返してました。面倒なことやうんざりすることも多かったですが、会社としてできなかったことができるようになったり、スピード感をあげることができたりなど、フィードバックも得られていたので、そこは1つもモチベーションにもなっていました。
※ここは人によるでしょうね。開発に専念できることを好む人も多くいるかと思います。
- プロダクトを持つ人が羨ましい
先ほどと似た理由ですが、プロダクトを持ってる人たちを羨ましく思うようになりました。前職では基幹システムなど内製化してたシステムがそれに該当してたのだと思います。
子育てにも似た感じで、手がかかるし、思う通りにいかないことばかりだけど、何だかんだで愛着はもってました。
やはりフリーランスとしての関わりだけじゃ、この辺りは得られないなとも感じました。
自身でプロダクトを開発するという選択もありますが、それなりのアイデアとかなりの熱量が必要で、残念ながら両方持ち合わせていませんでした。
- インボイス制度
これは直接的な理由ではないですが、もしフリーランスを続けているのならば、免税事業者として影響を受けていたかもしれません。
働き方改革の一環で政府は副業など推進してたはずなんですけどね。その観点からは腑に落ちない政策です。
なんでセンド?
端的に言うと縁を大切にし、流れに乗りました。(もちろん乗る価値ありと思ったから乗りました。)
センドは2社目のクライアントとして仕事をいただいていたのですが、そのきっかけが開発Gの大田さんからの打診でした。
大田さんとは前職時にミーティングで顔を合わせたことがある程度の面識だったので、打診が合ったときは驚きましたし、不思議な縁を感じたのを覚えています。
企業理念も共感できるし、フラットな雰囲気で、元気が良くて、私が今まで知らない文化を持った会社でした。(馴染めるのか??)
何よりSaaS型のプロダクトの今後に関わって行きたい。まだフリーランスとしてやっていきたい自分も居ましたが、これは流れに乗るべきだと感じました。
最後に
2年弱続けたフリーランス活動ですが、なかなか良い時間を過ごせたと思います。煩わしい通勤もなく、家族との時間も増えたし、健康になりましたw
確定申告も経験し、会計や税、社会保険のことなど、今まで曖昧だったことにも向き合い、世の中の仕組みの理解が深まりました。
この経験を次のステージでも活かしていければと思います。